医療略語

医療情報システム～　Medical care information system　～

現在のの医療には欠かせない覚えなきゃいけない分野。
医師、看護師、コメディカル、医事科すべての科の人たちが扱うシステム。覚えましょう

医療情報システムって何？

HIS、RIS、PACS、電子カルテ、遠隔診断などありあらゆる医療システムの総称。
このシステムは病院規模を超えた地域医療の担い手として活躍を期待されている。

HIS：hospital information system　の略　日本語（病院情報システム）

HISとは、病院における患者の診療に関連した情報を効率よく取り扱うことで、診療業務の効率化と向上を目指したシステムを指します。
医療会計計算、オーダリングシステム、各部門システム、PACS及び電子カルテなど、サブシステムの集合体で構成されたシステム。

HISの目的

業務の効率化
情報の共有
院内外コミュニケーションの活性化
情報の入手と発信
知的診療支援

などが上げられる。

HISの機能

患者基本情報の登録
病名登録
入院基本情報
投薬処方
検体検査オーダー
画像・生理検査オーダー
注射オーダー
手術オーダー
輸血オーダー
処置オーダー
予約オーダー
給食オーダー
医事会計システム
看護システム
物流システム

などが上げられる。

RIS：radiology information system　の略　日本語（放射線情報システム）

RISとは、放射線部門関連の情報システムを指す。
ただし、病院情報システムに含まれるものやPACSとも密接に連動しているため、どの部分をどのシステムに組み入れるかは、構築するシステムに依存する。

RISの機能の機能

放射線部門検査依頼
検査の予約管理
会計情報入出力
読影レポート関連
資材の在庫管理
照射録
各種統計処理
他システムとの連携
検査業務支援

などが上げられる。

PACS：picture archiving and communication system　の略　日本語（医用画像保管管理システム）

PACSとは、かつてフィルム管理されていた画像をデジタルで保存を可能にしたシステムを指す。
DICOM送信機能を持つモダリティから画像データを受信し、データベースに保存します。
その後、DICOM画像ビューアなどのクライアントからのリクエストによって、特定の画像データを探し出してクライアント側に転送することができる。
画像の規格はDICOMでISO（国際標準機構）に準拠した標準規格となっている。
フイルムレス化電子化にしたことにより、遠隔診断などの向上をもたらした。

これらの医療情報システムはこれから始まるであろう【地域包括ケアシステム】には無くてはならない病院システムになるだろう。
しかしながら、電子カルテ、PACSすらない病院はたくさんあるだろう。
この【地域包括ケアシステム】を行う上でどのような情報の共有化がなされるか……
不安材料は山ほどありそうな……
医療情報システムは病院勤務しているならば言葉くらいは覚えておこう……

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